医師の転職市場

お医者さんの転職!

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転職市場ではお医者さんは完全に売り手市場です。

医師の転職市場

医師の転職市場は売り手市場

よく言われているように、医師の転職市場ではお医者さんは完全に売り手市場です。

地方によっても差はあるものの、どの地方でも医師が不足している状態で、医療機関ごとに見ても、一時的に医師が充足出来ていていることはあっても、長期的には「医師不足」の状態にある事が一般的で、医師の欠員が出た際などには医師の採用に苦労する医療機関がほとんどです。

医師にとって転職は大きなチャンス

医師になってそのまま医局での勤務を続けていたり、医局から紹介された医療機関での勤務が続いていると、なかなか医師の転職市場の状況がつかみにくいかもしれません。

しかし、上記のように、医師は常に医療機関から求められており、売り手市場にあります。この医師の売り手市場の状況というのは、他の業種では見られないほど一方的なものです。

この一方的な医師の売り手市場で医師を確保しようとすれば、当然採用する側の医療機関や自治体とすれば、採用しようとする医師に対して「最低限でも現状維持、当然現状にプラスアルファ」の条件提示となります。つまり、医師は転職によって待遇が良くなると考えていいでしょう。

サラリーマンが転職する場合には、それまでの実績を具体的にアピールすることが難しいことがほとんどで、また、年齢が高くなると採用する側が「使いにくい」面があるため、転職によってそれまでよりも待遇が悪くなることはよくあることです。

むしろ、ベテランサラリーマンが転職する場合には、ヘッドハンティングされるなどの特殊な場合を除いて、転職によって待遇が落ちることが当たり前と言えます。

しかし、医師の場合には年齢を重ねることで経験値が上がったと評価され、勤務年数が多いほど転職の際の評価が上がる傾向にあります。また、手術件数など具体的に提示できる実績は、転職の際の条件交渉で大きな武器になります。

医師の給与相場

求人情報は豊富にあります

いわゆるサラリーマンをはじめとした一般的な仕事と異なり、医師の場合にはなかなかオープンに求人情報が出ない傾向があります。事務の仕事などは求人サイトも数多くあり、それぞれに膨大な求人情報が掲載され、さらに、紙の紙面での求人雑誌も健在です。

しかし、あまり目立たない面がありますが、医師の転職に関しても医師転職仲介サイトがいくつかあります。また、医師不足を反映してそれらの医師求人サイトには多くの求人情報があります。ただし、一般的な職種の求人サイトと異なり、医師の転職の場合には、細かな条件について交渉後に決定することが多い事や、医療機関側が求人条件を表に出したくない事情がある場合があることなどから、各医師求人サイトでは掲載している求人情報だけでなく、非公開の求人情報を豊富に持っていることが特徴です。

新型コロナの影響は持ち直しの兆し

コロナ禍の混乱は医師の転職市場にも影響がありました。

2020年7~9月は感染がピークアウトし、日常生活では徐々に以前の生活を取り戻してきましたが、医師の転職市場においては冷え込みが見られ、求人での医療機関から提示されている想定年収の下限値の平均は28都道府県でマイナス傾向が見られました。

ただし、7~9月にかけて外来患者数が戻ってくるとともに採用活動を活発化する動きが見られ、緊急事態宣言が解除された6月以降採用活動は緩やかに回復しています。

ご自身の現状の確認のためにも一度閲覧を

非公開の求人情報が多いとはいえ、各医師求人サイトで公開している求人情報の数は、医局や調剤の紹介などとは比べ物にならないほど豊富にあり具体的な勤務条件や給料も確認することが出来ます。転職する意思が無かったとしても、現状のご自身の勤務条件が市場と比較して適正なのかを考えるのに最適なツールとして、医師求人サイトの求人情報は役に立ちます。

若い医師の転職市場

例えば、医師としての経験が数年の若い医師が転職を希望した場合、転職市場はどうなっているでしょう。

医師が転職する場合、サラリーマンなどの場合と違って年齢が上がることで経験が評価される傾向にあります。一般的な会社員の多くは60才程度で定年退職となり、定年後にそれまでと同様の待遇で同じ職種に転職できることはまずありませんが、医師の場合は状況が全く異なり、「ベテラン医師を求める求人」は豊富にあります。

では、若い医師が転職で不利なのかと言えば、そんなことはなく、若い医師の転職市場はやはり売り手市場となっています。

眼科医の転職市場

他に、例として眼科医の転職市場を見てみましょう。

眼科は他の診療科目と比較して開業医となる割合が大きい科目です。

そのような状況から、他の診療科目の場合と比べて眼科の転職市場は小さいとされています。しかし、地域による眼科医数の偏りが大きく、やはり他の診療科目同様に眼科医への求人需要は旺盛です。

眼科医の具体的な転職事例をこちらでご紹介しています。